住みやすい街の条件とは?6つの視点で見えてくる住みやすい街の特徴

いきなりですが、あなたにとって住みやすいと感じる街の特徴は何だと思いますか?

それは、交通利便性であったり、家の近くにデパートがあること、子供の学校が近いことなど、誰がどんなスタイルで住むかによって様々です。

この記事では、引っ越しや移住などで新しい土地での生活をスタートしようとしている方に、「住みやすい街」の特徴を知って頂けるような内容を書きました。

よりよい生活を始めて頂くために、少しでも力になれるよう心を込めて書きましたので、ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。

アクセス面の視点

アクセス利便性は毎日が忙しい人や移動が毎日必要な方にはとても重要な基準です。

大学生や子育て世代の家族にとっては、行きたい場所に早く移動できるという特徴が住みやすいと感じるポイントになるでしょう。

物件の契約前にアクセス利便性をしっかり確認していなかったために、住んでみて失敗したというケースが少なくありません。

失敗談

東京都:20代 女性

職場の勤務地から近い物件に移動したかったのに、最寄り駅には普通列車しか停車せず、出勤時間に間に合うためには、バスを利用しないと遅れる危険性があったため、結局引越し前と同じ時間かかってしまっている。

まずは、あなたとあなたの家族が普段利用している施設や交通機関を再確認して、可能であれば10年後、20年後にどんな施設を利用することになるのか、を考えるとアクセス便利性を確保することができます。

生活利便性の視点

コンビニや郵便局、スーパーや図書館、公園など人によって生活する上で必要だと感じている施設は異なります。まずは家族の中で必要な施設の優先度を話し合いましょう。

例えば、子供と一緒に多くの時間を過ごしたい家族にとっては、レジャー施設や公園、幼稚園や学校が近い地域が条件になってくるでしょう。

高齢者にとってはデイサービス施設や公園が近くにある方が暮らしやすいかもしれません。

 
ヤマト
一人暮らしをする方にとっては、スーパーやコンビニが近くにあることが生活利便性を考えると重要な条件となりそうですね。
 
 
アヤ
そうですね!私も学生時代と独身時代は、家で料理をするのは週に3日程度でしたが、やはりスーパーが近くにあることは外せない条件でした。
 

住みやすい条件を話し合う上で重要なのが、絞りこむのではなくの優先順位をつけることです。不動産に相談すれば諦めていた条件を満たし、最高に住みやすい物件を紹介してくれることもあります。

安全性の視点

安全性を評価する基準は、次の2通りがあります。

  • 防犯対策がされている地域
  • 防災対策が強い地域・物件

防犯において気をつけたい街の特徴は、夜遅くまで営業している居酒屋や飲食店が数多く存在していないかであったり、夜に暗くならないよう街灯が設置されているか、等犯罪が発生しにくい環境であることがポイントです。

また、犯罪が起きやすい環境になっていないかを確かめる方法として、ゴミが溜まっていないか、いかにも管理されていないと思われる物件が近くにないか、なども注意が必要です。

一つでも割れている窓があると誰も注意を払っていないという象徴になり、他の窓もやがて割られるという「窓割れ理論」を知っていますか?
これと同じで、少しでもゴミが落ちているとゴミを捨てても大丈夫という心理が働き、秩序の乱れに繋がり、犯罪にも繋がるのです。

子育て世代の家族は、子供を塾や習い事に通わせることも出てくるかと思います。

大丈夫だろうではなく、万が一を考えて安全な環境を選択することは子供にとっても快適に生活できる環境となるのです。

また、防災については地震などの災害時に耐えられるような、耐震もしくは免震の対策がされているかも注意したいですね。

特に、都心部では近年度々耳にする南海トラフ巨大地震や首都直下型地震などの大きな地震を考えないわけにはいかないです。

防災については、ハザードマップも確認して、災害時の対応やリスクを理解しておくと良いでしょう。

最寄り駅からの距離

最寄り駅からの距離の近さは、アクセス利便性を評価する上で重要となる特徴の一つです。最寄り駅が近ければ近いほど、アクセス利便性も上がります。

ただし、都会の場合注意すべき点は駅に近すぎると騒音問題があるということも頭に入れておきましょう。

特に地方から都会へ移住するという方が駅近くで生活を始めるとこのような悩み事が出てきます。

失敗談

宮崎県:20歳 女性

駅がなるべく近い方が住みやすいだろうと思い、実際に住むと電車の音が大きすぎて夜が眠れないなど、生活に支障が出ていた。地方は電車の本数も少なくそんなに気にならなかったが、都内だとこんなに本数が多いとは知らなかった。

子育て環境の視点

子育てしやすい環境かどうかを図る基準は、「育児・教育関係の施設が近くにあるか」、「行政サービスが豊富に受けられるかどうか」の2点を見るとよいでしょう。

せっかく育児休暇から仕事復帰をしようと思ったときに、託児所等の子供を預ける施設がないとどうにもなりませんよね。

 
ヤマト
仕事ができないと生活することができないため、子育て世代にとって託児所、保育園、幼稚園が近くにあることはマスト条件だと言えますね!

また、近年では少子化社会を改善すべく、政府が様々な子育て支援政策を打ち出しています。

自治体によっても受けられるサービスが異なるため、子育て支援に力を入れている地域はよく調べておきましょう。

定住奨励金や出産祝い金等国から出る給付金とは別に制度を設けている自治体もあるので、このようなサービスも活用できる地域を選ぶと育児・教育のお金の負担も軽減できます。

資産性の視点

資産性は、家を購入して居住する方は特に気をつけるべきポイントになります。

引っ越し、移住するときには一生住むつもりだとしても、何らかの理由で手放さないといけない時がくるかもしれません。

そのときに、家の購入時よりも資産価値が大幅に下がっていると、売却もできないうえ、価値が下がっているということは何らかのリスクがあると捉えられ、賃貸に出すときも影響が出てしまいます。

不動産の方に土地の将来性も一緒に聞いてみて、なるべく資産価値が今後上がる物件を選ぶようにしましょう。

各世代ごとの住みやすい街の特徴まとめ

最後に各世代にとって、暮らしやすいと感じる特徴や、住みやすい街の特徴をまとめたいと思います。

一人暮らしを始める大学生または社会人にとって住みやすい街の特徴

一人暮らしをする人にとって、コンビニ、スーパーが近くにあることは住みやすいと感じる大事な条件でしたね。一人暮らしなので、条件面はそこまで多く考えることは無さそうです。

アクセス面大学や病院が近くにあること
生活利便性スーパーやコンビニが徒歩数分で行ける距離にあること
安全性風俗や夜遅くまで営業している居酒屋が少ないこと(特に女性)
最寄り駅からの距離近いほうが良いが、近すぎると騒音問題のリスクもある
子育て環境無し
資産性無し
一人暮らしの方の住みやすい街の特徴

子育て世代の親子にとって住みやすい街の特徴

子育て世代は、育児・教育機関が近くにあることや、娯楽施設が近くにあることも暮らしやすいと感じるポイントです。

アクセス面教育機関、レジャー施設等の娯楽施設、公園が近くにある。
生活利便性保育園・幼稚園・学校や塾が近くにある
安全性風俗や夜遅くまで営業している居酒屋が少なく、街灯も多い地域
最寄り駅からの距離特に無し
子育て環境教育機関、病院が近くにあること、行政のサービスが豊富に受けられる地域
資産性将来的に資産価値が上がる物件・土地であること
子育て世代の方の住みやすい街の特徴

新たに二人暮らしを始めるカップルにとって住みやすい街の特徴

二人暮らしの方は、条件面でいうとあまり制約がなく融通が効くので、趣味や好きなことを考えて住みやすい場所を探すと良いと思います。

アクセス面職場への通勤のしやすさ、ショッピングモールが多い
生活利便性コンビニ、スーパーが近くにあること
安全性特に無し
最寄り駅からの距離近い方が良いが、近すぎると騒音問題のリスクもある
子育て環境特に無し
資産性特に無し
二人暮らしの方の住みやすい街の特徴

家族に高齢者がいる家庭において住みやすい街の特徴

高齢者にとって、デイサービスセンターや公園などのコミュニケーションができる場所が近くにあると暮らしやすそうです。

アクセス面特に無し
生活利便性公園や病院、デイサービスが周辺地域にあること
安全性特に無し
最寄り駅からの距離特に無し
子育て環境特に無し
資産性資産相続を考えている場合は、将来性を考慮した物件の方が良い
高齢者がいる家庭にとって住みやすい街の特徴

以上、この記事では、6つの視点で住みやすい街の条件をまとめました。

新しい土地での生活を失敗しないためにも、今一度あなたにとって住みやすい街の特徴とは何か、を考えて地域や物件を選びましょう!